野犬の捕獲用のおりに入り込んでいたキツネが、山口県周南市の徳山動物園に保護され、一般公開が始まっています。

捕獲されたキツネは雄で、愛称は「コン」。徳山動物園で8月6日に公開が始まりました。

種類は本州や九州、四国に分布する「ホンドギツネ」です。

体長はおよそ60センチ重さは5キロ程度。年齢は分かりませんが、体型から若いキツネとみられています。

2025年5月、周南市内で野犬の捕獲用のおりに入っていました。当初は警戒心が強かったそうですが、慣れてくると飼育員の手からも餌を食べるようになりました。

動物園にはもともと雄と雌のキツネがいましたが、2024年6月に、残っていた雄も死に新たなキツネを探していました。

徳山動物園 飼育担当 平岡大宙さん
「キツネらしく、すらっとした細長い野生のキツネだなと思うところが見れると思いますので、あと野生個体にしては結構きれいな毛並みをしていると思いますので、そういうところをしっかり見てあげてほしいなと思います」

動物園ではキツネも貴重な動物になってきているので、雌が保護されれば繁殖なども目指したいとしています。