新型コロナウイルスの全国の感染者数について、今月(8月)17日までの1週間に報告された1医療機関あたりの感染者数は6.30人となり、9週連続で増加しています。この夏、強いのどの痛みが特徴の新たな変異株が広がっているということです。

厚生労働省によりますと、今月11日から17日にかけ、全国およそ3000の医療機関から報告された新型コロナウイルスの感染者数は、2万2288人でした。

1医療機関あたりの患者数は6.30人で、前の週の6.13人から増え、9連続で増加しています。

都道府県別では、宮崎県が1医療機関あたり14.74人と最も多く、次いで鹿児島県が12.63人となっています。

今年の夏は、強いのどの痛みが特徴の「ニンバス」と呼ばれる新たな変異株の感染が広がっていて、国立健康危機管理研究機構が先月(7月)公表したデータによりますと、国内の感染者のおよそ4割を占めているということです。

厚生労働省は「ニンバス」について、「重症化リスクが高いわけではないが、手洗いやよく触れるもののアルコール消毒を心がける、可能な範囲でマスクを着用するなど基本的な感染対策をしてほしい」としています。