中央アルプスの宝剣岳で20日、会社員と大学生の親子が、道に迷った上、疲れて動けなくなり、救助されました。
救助されたのは、松本市に住む57歳の会社員の男性と、息子で名古屋市昭和区の22歳の大学生です。
駒ヶ根警察署によりますと、2人は、宝剣岳の標高およそ2150メートルの中御所谷付近で、疲労などから動けなくなり、午後1時前に救助を要請しました。
駒ヶ根警察署の山岳遭難救助隊や中央アルプス遭難防止対策協会の救助隊が2人を発見し、午後7時過ぎに、近くの駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅に収容しました。
2人とも疲労はあるものの、けがはないということです。

2人は20日に、宮田村のしらび平から入山し、千畳敷に向け登山していました。
2人が救助された中御所谷は、沢登りや、滝の脇で岩登りができるルートで、2人は、道に迷ったと話していたということです。