国宝の建造物に、大学生が制作した映像を映し出すイベントの投影テストが広島市で行われました。

広島市東区にある国宝の不動院 金堂で行われたのは、プロジェクションマッピングイベント「光でつなぐ歴史とみらい」の投影テストです。

広島県内初の"国宝へのプロジェクションマッピング"となるこのイベントは、比治山大学、比治山大学短期大学部、エリザベト音楽大学の3校が合同で実施するものです。

映像や音楽、正確に投影するのに必要な建造物の3Dモデルの制作などを、約30人の学生が担当しています。

投影テストでは学生たちの事前の想定と実際に映し出された映像のギャップから、修正点を見つける作業が行われました。

制作者の1人である比治山大学2年の山本兼丘さん(19)は「実際に映してみたらうまく映らないところがあった。色々と直さないといけない」と話しました。

投影テストを踏まえて学生たちが試行錯誤を重ねた作品は、11月1日(土)と2日(日)に不動院で上映されます。