高知県室戸市の人口が四国の市の中で初めて1万人を割ったことが、高知県の推計人口のまとめでわかりました。
県が20日発表した8月1日現在の室戸市の推計人口は9995人で、四国の市の中で初めて1万人を割りました。室戸市は1959年に4つの町と1つの村が合併してでき、当時の人口は3万3000人あまりでした。このあと市の人口は主要な産業である漁業の低迷や都市部への若者の流出などにより減少傾向に転じ、2003年には2万人割れ、ここ10年でも毎年300人以上減少していました。
室戸市の植田壯一郎市長は「移住・定住に力を入れる中、1万人割れの数字に驚いている。今後も若年層への対策を強化し人口減少の流れに歯止めをかけたい」とコメントしています。
