乳酸菌飲料の販売員が、配達先で特殊詐欺防止を呼びかけるチラシを配ることになり、20日出発式が行われました。

この取り組みは、南国警察署と高知ヤクルト販売が行っていて、飲料を届ける販売員が高知県南国市、香美市、香南市およそ3000軒に特殊詐欺被害防止のためのチラシを配ります。

高知県警によりますと高知県内では2025年に60件の特殊詐欺事件で、3億3700万円あまりの被害が確認されていて、2024年の同じ時期を大きく上回っています。

出発式では、南国警察署の石本貴裕署長が、「明るさ、親しみやすさは警察にない強み」とあいさつし、地域の人と毎週顔を合わせる販売員に期待を寄せました。

(販売員は)
「年配の方へのお届けが多く、若い男性から(詐欺とみられる)電話がかかってきたという話も聞く。一軒一軒手渡ししているのでお声がけして、『気をつけて』と話しながら届けたい」

高知ヤクルト販売は、今後もエリアを拡大してこの取り組みを行っていきたいとしています。















