「火球」とみられる光についてです。天文の専門家は「火球とみて間違いない、かなり大きい」と話します。「ペルセウス座流星群によるものの可能性もある」ということです。
19日午後11時過ぎの須崎市の情報カメラの映像です。緑色の光の筋が伸び、直後に、夜空を真っ白に輝かせました。色が変わり、最後はオレンジ色に。4秒ほどの現象でした。


宇宙のチリや石が燃えながら流れる「火球」とみられ、19日夜は西日本各地で確認されました。
テレビ高知の各地の情報カメラもその様子を捉えていました。高知海岸では雲の形や水平線までくっきりと見えるほど明るくなりました。

50年近く天体観測を続ける芸西天文学習館の岡崎嘉孝講師は。

(芸西天文学習館 岡崎嘉孝 講師)
「流れた形跡もあるので火球でまず間違いない。規模としてはかなり大きい。私もなかなか見たことがない。サイズの大きな石ころが落ちて長時間燃えて光ったので、雲のすき間からでも見えたのかなと」
19日夜の火球はこの時期の天体ショーと関係している可能性があるといいます。

(芸西天文学習館 岡崎嘉孝 講師)
「真上から真っすぐ落ちているので、軌道からするとペルセウス座流星群の可能性もある。流星群の彗星のかけらが地上に降ってきたのかも」

ただ、流星群とは関係のない散在流星と呼ばれる単発の火球の可能性もあるということです。
ペルセウス座流星群が見られるのは24日ごろまで岡崎さんは「火球は見られないかもしれないが、小さな流れ星は見られるかもしれないので夜空を見上げてみてほしい」と話していました。