農水省は随意契約の備蓄米について「今月末」としていた販売期限を延長しました。予想される新米の値上がりショックを吸収できるのでしょうか?
都内のコメ店です。先週、新米が届きましたが…
山菊米穀店 雨間瑞秀さん
「(価格の)上がり方が急すぎて、売る方も買う方も対応に困っている状況」
それもそのはず、佐賀県産コシヒカリの価格は去年の1.3倍に。5キロ換算では1200円も高くなりました。大幅な値上がりのワケは?
山菊米穀店 雨間瑞秀さん
「概算金より安く出せないと判断する生産者が多いと思う。必然的に価格は上がっていく」
概算金とは、農協がコメ農家に支払う、いわば「前払い金」。今週決まったばかりの▼新潟の「一般コシヒカリ」の概算金は、去年より1万3000円高い3万円に。▼山形の「つや姫」は、1万1500円高い3万1000円に上昇しました。
新米の価格高騰の流れを受け、政府も対応策に追われます。
小泉進次郎 農水大臣
「元々8月までのものですから、これで『随意契約の備蓄米(の販売)はやめます』と言ったら、まさにそれこそが、さらなる高騰のトリガーを引いてしまう」
随意契約の備蓄米は、当初は8月末が販売の期限でしたが、出庫作業や精米に時間がかかっているため、現場からも期限延長を求める声が上がっていました。
しかし、先ほどのコメ店は…
山菊米穀店 雨間瑞秀さん
「もう確実に売れないでしょう」
最近では備蓄米はあまり人気がなく、きょう時点で5キロ換算では100袋以上が店に残っている状態です。
山菊米穀店 雨間瑞秀さん
「【Q.(販売)期限はいつまで?】9月1日になったわけですよね、1日しか変わらないので。入荷日から1か月、難しい」
今回の期限延長でのルールは「引き渡し後1か月以内」に売り切るというもの。この店に備蓄米が到着したのは、8月1日だったので、期限は9月1日に、たった1日延びるだけです。
山菊米穀店 雨間瑞秀さん
「安いとはいえ古いお米を食べるより、新米を手に取る方の方が多い。もう一度政府が買い戻してくれたらいいのに」
売れ残った分は値下げして売り切るしかないと肩を落とします。
備蓄米の期限延長で新米の値上がりショックをどこまで緩和できるかは不透明です。
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