山陰屈指の観光スポット、国宝「松江城」に、まるで看板犬のように人々から親しまれているワンちゃんがいると言います。
一体どんなワンちゃんなのか?会いに行ってきました。
入江直樹 記者
「観光客でにぎわうこちら松江城に、看板犬がいるらしいんです」
そのワンちゃんは毎日のように、松江城へ散歩にやってくるとのこと。
城の観光案内所で聞いてみると、当たり前のようにすぐ判明しました。
記者)「ご存知ですか?」
職員)「ハイ、もし良かったら電話かけてみましょうか?城と関係の方とか、しょっちゅう来られる方は、もうみんな知ってると思います」
犬の飼い主さんに電話をして頂き、待ち合わせることに。
すると…

入江直樹 記者
「白い犬を連れた方が来られました。あれですかね」
飼い主の男性と一緒にやって来たのは、真っ白な毛並みの柴犬「はなちゃん」10歳です。
「はなちゃん」は城にやって来るとすぐに…

入江)「自分からベンチに跳び乗りましたね」
飼い主)「ハイ、定位置です」
ベンチに上り微動だにせず。
毎日この定位置で堂々としているそうです。

はなちゃんの飼い主
「家ではかなりやんちゃですけど、外に出るとこういう感じで。看板犬と呼ばれて、まあ観光に役立てば良いとは思うんですけど」
じっとしていると、はなちゃんのもとには次々と観光客が寄って来ます。
観光客
「可愛い、もふもふですね」
「可愛いですね。こんにちは」

なでられても全く動じません。
サービス精神旺盛で、堂々とした佇まいは、まさに城の看板犬、そのもの。
そんな「はなちゃん」、松江城にはほぼ毎日、早朝と夕方に散歩へやってきます。
そして、今年の松江水燈路では「はなちゃん」をモデルにした大型行灯まで登場。
看板犬として、観光客をはじめ、城を守る松江武者たちにも可愛がられる存在となっています。

松江城にお越しの際は、看板犬「はなちゃん」にぜひ声をかけてみて下さいね。