そしてトランプ大統領がある地図を見せます。そこにはロシアに占領された、ウクライナの領土が示されていました。ここで何が話し合われたかは分かりません。ただ、その後行われたEU諸国の首脳を含めた会談でこんなやりとりがありました。
ゼレンスキー大統領
「先ほどの地図、ありがとうございました」
トランプ大統領
「いい地図だろ」
ゼレンスキー大統領
「すばらしい地図です。どうやって(領土を)取り戻そうか考えています」
では、安全の保証については。

トランプ大統領
「プーチン大統領は、ウクライナへの安全の保証を受け入れた」
「ヨーロッパの国々が主に負担していくことになるが、我々が支援し安全の確保の尽力していく」
トランプ氏は「我々も関与する」と明言。
ゼレンスキー大統領
「ウクライナの安全はアメリカ、そして共にいるリーダーにかかっている」

イギリス スターマー首相
「ウクライナ、そしてヨーロッパの安全保障にとって重要で歴史的な一歩だ」
ゼレンスキー氏によるとこの「安全の保証」については、何らかの形で「文書化」されるということです。早ければ2間以内に行われる可能性がある、ゼレスキー氏とプーチン氏の会談。実現はするのでしょうか。
「3者会談も2対1の構図になりかねない」和やかな見た目の裏には…
小川彩佳キャスター:
トランプ氏は、プーチン大統領・ゼレンスキー大統領と相次いで会談しています。一連の動きを、どうご覧になりましたか。
クイズプレーヤー 伊沢拓司さん:
和やかに見えますが、前回の会談を受けて、批判を避けるためにゼレンスキー大統領が和やかにせざるをえなかったように思います。
▼領土的野心を隠さないプーチン大統領と、▼自分たちの手柄が欲しいトランプ大統領。それぞれの思惑がある中で、3者会談が行われたとしても2対1の構図になりかねない。
小国の領土を大国が分割するような形になってしまうわけですから、国際秩序に対する明確な挑戦であると言えるでしょう。このような領土侵犯が行われないよう、国際社会は見ていかないといけないと思います。
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<プロフィール>
伊沢拓司 さん
株式会社QuizKnock CEO
クイズプレーヤーとして活躍中














