極早生品種、『葉月みのり』の品質検査が19日、新潟県 柏崎市で始まりました。結果は猛暑と雨不足の影響を受け、全量2等米でした。

柏崎市で始まった新米検査。検査員がコメの色や形、粒の大きさや水分量などを念入りにチェックしました。

8月に収穫できる極早生品種、『葉月みのり』

JAえちご中越によりますと、管内で今年収穫する量は、去年より多いおよそ650トンを見込んでいます。

今年の夏は高温で降水量が少なかったため、農業用ダムを例年よりおよそ2週間早く放流し、高温対策も行いましたが…

【JAえちご中越 農産物指導検査員 小林拓志さん】「残念ながら全量2等という格付け」

初検査の結果は全て2等米でした。

【JAえちご中越 農産物指導検査員 小林拓志さん】「高温になかなか耐えられなかったということで、今回の検査体には高温障害が現れているという状況でございます。」

こちらは7月の柏崎市の平均気温です。平年に比べて明らかに高温の日が続いていますが、特に出穂期を迎えた12日以降、実が成熟する時期に27℃以上の日が続いたため、高温障害が起きたということです。

【JAえちご中越 力間利昭 柏崎地区委員長】「率直に残念だったなと思います。ただ雨が降らないという状況の中では生産者頑張ってくれたなというふうに思います」

高温障害が見られるということですが、味には影響がないとしています。

葉月みのりは23日から店頭に並ぶ予定です。