全日空は、石川県の小松空港と羽田を結ぶ便について、現在の1日4往復を10月26日から1日2往復に減便すると明らかにしました。
全日空によりますと、小松・羽田便は、現在1日4往復運航しています。2014年度には年間およそ88万人が利用していましたが、2015年3月の北陸新幹線金沢開業以降は大幅に減少し、2024年度にはおよそ36万人に落ち込んでいました。特にコロナ禍以降はビジネス需要が回復せず、整備費や人件費の高騰で赤字が急激に拡大しているということです。
全日空は、路線存続のため収支改善を図る必要があるとして、10月26日からの冬ダイヤで日中の2往復の運航を取りやめ、朝と夕方の1日2往復に減便すると発表しました。

一方、小松・福岡便については、共同運航しているオリエンタルエアブリッジが増便し、1日5往復となります。また小松・札幌便と能登・羽田便は、現在の便数を維持するとしています。