1054円に引き上げられることが決まった石川県内の最低賃金。

県の最低賃金審議会と石川労働局は県内企業が賃上げに対応していくための支援策の拡充を県に要請しました。

県の最低賃金審議会は、12日、最低賃金を70円引き上げ時給1054円とすることを決めています。

こうしたなか審議会と労働局は18日県庁を訪れ馳浩知事に企業が賃上げを継続的に実施していくため支援策の充実を求めました。

労働局によりますと中小企業などの事業者からは厳しい経営状況の中で賃上げを行うことに対し反対の意見もあったということです。

最低賃金審議会・木村弘会長「稼ぐ力を育てるための長期的な支援が必要。」
石川労働局・八木健一局長「価格転嫁しやすい環境、生産性向上のための支援そういったものをしっかりやっていくことで賃上げに繋がれば」

要望に対し県は企業からの意見を聞きながら賃上げしやすい環境づくりのための支援を9月補正予算案に盛り込んでいきたいとしています。