長野道岡谷ジャンクション周辺のリニューアル工事が、お盆の中断を経て18日から再開されました。
中断されるまでの2025年度上半期に、工事に伴って起きた交通事故は53件で、その内の4割が、長野道上り線の塩嶺トンネル周辺で起きていることが分かりました。
長野県警高速隊のまとめによりますと、5月12日から7月25日まで、岡谷ジャンクション周辺で行われたリニューアル工事に伴って、人身事故が9件、物損事故が44件の合わせて53件の交通事故が起きました。
2024年の同じ時期に比べて、人身事故は4件、物損事故は14件それぞれ増えていて、53件の内、30件が追突事故が占めています。

事故は、長野道の上り線で31件、下り線で7件、中央道の上り線で10件、下り線で5件起きていて、長野道の上り線での事故が突出して多くなっています。
さらに、長野道上り線の31件を詳しく見ると、みどり湖パーキングエリアを過ぎて岡谷インターに向かう場所に位置する、塩嶺トンネルとその出入り口付近を含む4キロポストから6.9キロポストの間で22件が起きていて、53件の事故全体のおよそ4割を占めていることが分かりました。
岡谷ジャンクション周辺では、リニューアル工事に伴って、中央道の諏訪インターと岡谷ジャンクションの間の上下線で18日午前9時から車線規制が始まったほか、長野道の岡谷インターと岡谷ジャンクションの間の上下線でも、当初18日からだった予定を20日の午前9時からに変更して、昼夜連続の車線規制が再開されることになっていて、高速隊では、道路脇に設置された渋滞発生状況を知らせる表示板に注意しながら、車間距離を取って安全運転に心がけるよう呼びかけています。
ネクスコ中日本によりますと、リニューアル工事と車線規制は、11月28日の午後12時までの予定で行われます。