長崎市の光源寺で16日、年に一度の「産女(うぐめ)の幽霊」像の御開帳が行われました。

ギラリと目が光る幽霊像。江戸時代に作られたとされる「産女の幽霊」です。光源寺に伝わる民話に登場します。

寺には16日、地域の学童クラブの子どもらが集まり、楠直也住職から「産女の幽霊」の民話を学びました。


「産女の幽霊」像は子を身ごもりながら命を落とした母親の姿で、自分が三途の川を渡るための「六文銭」で飴を買い、幽霊となっても子どもを育てたと言われています。

「産女の幽霊」をお参りした子どもたちは「少し怖いところもあったけど優しい幽霊だと思った」「子どものことを考える優しいお母さんだと思った」など我が子を思う親心を学んでいました。