軍艦島や貨物船 島原の切子灯籠などで飾られた精霊船

去年8月に93歳で亡くなったやまさ海運会長の伊達秀則さんを送る精霊船です。

伊達さんは、長崎市の端島「軍艦島」が、世界文化遺産に登録される18年前から軍艦島周遊クルーズを始め、長崎の観光振興に大きく貢献しました。

長男 伊達昌宏社長
「父が心血注いでですね、観光開発に取り組みました軍艦島の姿と、側面には父が主導いたしまして建造から運営管理、営業等も含めまして取り組みました貨物船と旅客船の代表的な船をですね、掲げさせていただいております」

南島原市有家町出身の伊達さんの精霊船には、島原の切子灯籠が飾られます。

長男 伊達昌宏社長
「日頃はたいへん厳しかったんですが、非常に思いが深くてですね、厳しい中にもやさしさもありまして、本当に尊敬に値する人物でございました。」

秀則さんの妻 伊達來榮子さん
「みなさんとお話をしたりとか、歴史の話も好きだったし、安らかに送ってやりたいと思います」

戦後一代で会社を大きくし、地元経済の発展に力を尽くした伊達さんの精霊船は、親族や従業員らによって西方浄土に送られます。