知床半島の羅臼岳でクマに襲われた後、行方不明になっている男性の捜索で、現場近くから男性のものとみられる財布が見つかりました。

きのう午前11時ごろ、羅臼岳で友人の男性と2人で登山をしていた20代の男性がクマに襲われ、登山道わきの茂みに引きずり込まれました。

警察や猟友会は、きょう午前5時半から、警察犬やドローンも使って捜索を再開し、午前9時半ごろ、クマに襲われた場所から数十メートル離れた山中で、男性の名前入りのカードが入った財布とスプレーを発見しました。

こちらは、きのう、羅臼岳から救助された登山者が撮影した映像です。山腹のわずかな岩場から救助を行う様子が確認できます。

山にはいまも20人ほどの登山者が残っていて、警察などが救助の方法を検討しています。