ヨーロッパ各国の首脳は米ロ首脳会談を前にトランプ大統領らとオンライン会合を行い、「ロシアが占領するウクライナ領土の法的承認は論外だ」とする基本的な姿勢を改めて表明しました。

ドイツのメルツ首相らヨーロッパ各国の首脳は13日、ウクライナのゼレンスキー大統領やアメリカのトランプ大統領とオンラインで会合しました。

ドイツ メルツ首相
「米ロ首脳会談では、ヨーロッパとウクライナにおける安全保障上の利益が守られなければならない」

会合後に会見したメルツ首相は、「ロシアが占領するウクライナ領土の法的承認は論外だ」とし、「武力による国境の変更を容認しない」という基本方針を改めて確認したと明らかにしました。

また、ウクライナも交渉に参加する必要があるとした上で、「交渉には適切な順序があり、まず停戦がなされるべきだ」と強調しました。