静岡県伊東市の田久保真紀市長は8月14日午後、13日に開かれた伊東市議会百条委員会の証人尋問で委員から「東洋大学は悪の組織と言っていいぐらい」などの発言があったことを受け、市議会の議長に抗議文を提出しました。
田久保市長の学歴詐称疑惑を調査する百条委員会は13日に6回目の会合を開き、田久保市長が証人尋問に初めて出頭しました。
田久保市長は14日、13日の証人尋問で委員から「東洋大学に対して悪の組織という看過できない発言があった」などとして、市議会の中島弘道議長に抗議文を提出しました。
市長は議長に対し「きのうの委員会の中の委員の発言で、東洋大学に対して一方的に事務にミスがあったと決めつける発言、悪の組織という看過できない発言があった。これから私は大学に協力を仰いで自分のものを照会していただきたいと思っている矢先に、このような発言をされますと、ご協力いただく立場ですので、私としてもお詫び状を差し上げますけども大変困りますので、議会としてもしっかりと対応していただきたい」と述べました。
抗議文を受け取った中島議長は「きのうの内容ですけど、そのあとすぐに委員長から『今の発言は不穏当だ』ということで取り消し、本人は撤回ということになっているので議事録には載らないんですが、真摯に対応させていただきます」と話しました。
田久保市長は抗議文に「これは特別委員会の調査権限の範疇を逸脱しているだけではなく、ライブ配信を通じて全国多くの視聴者がこれを見たことを鑑みれば、このような発言をもって伊東市議会が大学の名誉を毀損する行為はとても看過できるものではありません。大学への正式な文書による謝罪の申し入れ、及び、その謝罪文を伊東市議会ホームページ等へ記載するなどして東洋大学の名誉回復に尽力されることを申し入れます」と記し、大学側への謝罪を求めました。
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