記録的な大雨から3日目を迎えた熊本県では、朝から気温が32℃に上る中、安否不明者の捜索活動や災害廃棄物の収集などが進められています。

記者「熊本市中央区のごみステーションです。家具や畳など災害廃棄物が山積みになっています」

熊本市を流れる坪井川と井芹川の周辺で浸水被害が相次いだため、ごみ収集場は災害廃棄物であふれ返っています。

熱中症警戒アラートが発表され、熊本市は午前10時時点で気温が32℃に上る中、回収作業が本格化していますが、普段は100か所以上でごみを積み込む収集車も今日(14日)は2か所でいっぱいになりました。

熊本県内では約1200戸の住宅で浸水被害が確認されています。

一方、熊本県内の人的被害は死者が3人、安否不明が2人で、警察や消防が捜索を続けています。

熊本市北区では、森下尚治(もりした・しょうじ)さん(63)の行方がわかっていません。

森下尚治さん(63) 家族提供

森下さんは車ごと井芹川に流されたとみられ、警察と消防が約30人態勢で捜索を続けています。