世界中で大人気となっているキャラクター『ラブブ』を知っていますか?
原宿の販売店には長蛇の列。日本でも入手困難で売り切れ続出となっているんです。

コメンテーター 杉浦太陽:
娘が女子高生なので、みんなスクールバッグにつけたりしてます。世界的に流行ってますよね。

コメンテーター 朝日奈央:
すごくバズってますよね。この前お台場に遊びに行ったときにも大行列になってて、すごい人気なんだなって。

元は絵本のキャラクター モンスター「ラブブ」

ギザギザの歯とふわふわの体が特徴的なモンスター『LABUBU(ラブブ)』。
中国のおもちゃメーカーが販売しています。
生みの親は香港出身の絵本作家カシン・ロンさん。2015年にラブブが絵本に登場し、その後ポップマートでグッズ化され大人気となりました。
キャラクターの設定としては▼身長は猫くらい▼いたずら好きで好奇心旺盛▼北欧の森が故郷で仲間と暮らしているということです。

街でラブブのキーホルダーをバッグに付けている人に聞くとー

「(好きなところは)顔。ふざけてる顔してるんで。絶妙に可愛くて可愛くない感じがいいです。」(20代男性)

「彼氏からプレゼントでもらいました。ずっと欲しいって自分が言ってて、それ知ってくれてて、なんか抽選で当ててくれたらしいです。かわいいし、海外の人が持ってるのを見ていいなって。」(10代女性)

バリエーションに富んだ色や、シークレットデザインのものがあるなどついつい集めたくなるコレクター心をくすぐり、一人で何十個も集めている人も。
世界的ヒットの中、日本で入手しようとする外国人観光客も多くいますが、日本でも人気に火がつきいまや入手困難となっています。

大ヒットのワケ

SNSの総フォロワー数1億人を超えている、韓国のガールズグループBLACKPINKのリサさんが去年SNSでラブブを紹介したところ、アジア圏・イギリス・アメリカなどで人気に火がついたのがブームのきっかけといわれています。
その他にも、歌手のリアーナさんや、元プロサッカー選手のベッカムさんがSNSに投稿し話題となっています。

なぜここまで大ヒットしたのか、中国事情に詳しいジャーナリストの中島恵さんに聞きました。

中国国内では、カプセルトイ「マンフー」が大ブームとなっています。
コレクター精神を刺激し、熱中しやすい国民性もあって人気となっていますが、ラブブも購入して開封するまで中身が分からない“ガチャ方式”で販売されています。
中国ではこうした「次々と購入したくなる」「全種類を集めたくなる」という消費マインドに変化しており、この同様のマインドが世界中に広がっているのでなないかということです。
また、中国発のキャラクターでこれほど大ヒットしたものはなく、キャラクターの可愛さやデザイン性がうけ、ヒットに結びついたのではないかと見ています。

(ひるおび 2025年8月6日放送より)