8月11日は「山の日」。
山に親しむ機会を得て、その恩恵に感謝する日とされています。

青森市は30℃を超える暑さとなりましたが、気温10℃台の八甲田には壮大な景色を楽しもうと、多くの観光客が訪れていました。

「山の日」の11日、八甲田ロープウェーには多くの観光客が訪れました。

11日の青森市は、最高気温が30℃を超えて「真夏日」となりましたが、山頂の午前9時時点の気温は18.4度。霧がかかっていたものの、訪れた人たちは“天然のクーラー”のような心地の良い風を感じていました。

島根から訪れた人は
「涼しくて景色が良ければ、さらにいいんですけれども」

富山から訪れた人は
「富山から来たんですが、また来ます。東北気に入った。また来ないとあかん」

さらに散策コースを進むと…。

市川麻耶 キャスター
「八甲田ロープウェー山頂公園駅から歩いて10分ほどのところにあるのが、田茂萢湿原(たもやちしつげん)です。訪れた人たちが、この涼しげな景色を楽しんでいます」

きらめく水面が美しい「池塘(ちとう)」と呼ばれる池を、山々が取り囲む壮大な景色が広がっています。

弘前から訪れた人は
「山も水面に映っていて、すごく涼しげだと思います」

新潟から訪れた人は
「びっくりです。高山植物もあって、すごくすてきなところで感動です。富士山よりすごい」

また、数ある八甲田山系の湿原の中で最大の面積を誇る田代平湿原でも、整備された木道を通って散策を楽しむことができます。

そっとたたずむ濃い紫色の花「タチギボウシ」や、鮮やかに咲き誇る「コオニユリ」が青々とした景色に華を添えてくれます。

八甲田は、これから季節が進み、夏から秋へと景色を変えていきます。