きのう夜、山形県戸沢村の住宅街で男性がクマに襲われ、頭や顔などにケガをしました。

クマに襲われた男性が当時の状況を話してくれました。

クマに襲われた 和田史郎さん「1メートル半ぐらい手前に来たらクマだというのが分かりまして」

こう語るのは、きのうクマに襲われケガをした和田史郎さんです。体には、クマに襲われた際のキズが生々しく残っていました。

警察などによりますと、和田さんはきのう、地区の夏祭りから帰る途中の午後9時半ごろ、体長およそ1.5メートルのクマと遭遇し、頭や左の頬などをひっかかれました。

現場は戸沢村役場から西におよそ200メートルの住宅街にある街灯のない路上でした。

クマに襲われた 和田史郎さん 「構えたけれど衝撃がどんと向かってきたので後ろに押し倒された。そこの上に(クマが)乗っかっていろいろこの辺もやられた。たまたま一緒に後ろに来ていた人が助けれてくれた、追っ払てくれた」

和田さんは、クマは力が強く、押さえつけらるような形になり、抵抗すると引っかかれたということです。

クマに襲われた 和田史郎 さん「自分のところは大丈夫かなと思うところもあったけれどそんなことも言っていられないとつくづく感じた。(祭りに)子どもたちが結構来ていたので、もしこれが子どもたちだったら大変だなと」