西日本から北日本にかけて大雨の予想

西日本から北日本では、雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。11日午後6時から12日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、東北地方が80ミリ、関東甲信地方が150ミリ、北陸地方が150ミリ、東海地方が200ミリ、近畿地方が100ミリ、中国地方が100ミリ、四国地方が120ミリ、九州北部地方が200ミリとなっています。

その後、12日午後6時から13日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、北陸地方が100ミリとなっています。

特に注意が必要なのは、線状降水帯が発生した場合で、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域は九州北部地方の長崎県で、11日夜遅くから12日朝にかけてが警戒時間帯となっています。

厳重な警戒と安全確保が必要

九州北部地方では引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、西日本から北日本の広い範囲でも同様の警戒が必要です。

さらに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

最新の気象情報に注意しながら、早めの避難行動をとるなど、命を守る行動を心がけましょう。