北アルプス五竜岳で10日、男女2人が遭難し、長野県山岳遭難防止常駐隊員に救助されました。

遭難したのは、神奈川県の女性(65)と栃木県の男性(70)です。

警察によりますと、2人は8日、4人パーティで柏原新道から入山し、10日午後1時ごろ、標高およそ2800メートルの五竜岳山頂付近で行動不能となり、同行者がパトロール中の長野県山岳遭難防止常駐隊員に救助を要請しました。

2人は午後2時半ごろ、近くの山小屋に収容され、ともに低体温症の症状がみられるものの、命に別状はないということです。

現場では当時、風速10メートル以上の風が吹いていたほか、強い雨が降っていたということです。