9日の長崎平和祈念式典に参列したイランの駐日大使が原爆資料館を訪れ、展示室をまわり記者団の取材に応じました。

原爆資料館を訪れたのはペイマン・セアダット駐日イラン大使です。

イランをめぐっては核開発疑惑が指摘されていて、2025年6月にイスラエルから攻撃を受けた際には緊張が高まりました。
大使は資料館で展示物を見た後、核兵器のない世界の必要性を語りました。

ペイマン・セアダット駐日イラン大使「(資料館を訪れて)時には動けなくなる時もありました。どのように哀悼の意と敬意を表したらよいか分からなかったほどです」
「命を落とした方々、そして今この瞬間まで、これほどの痛みと苦しみを背負い続けてきた被爆者の方々に対して私たちは核兵器のない世界を実現する必要があります」
被爆地・長崎で原爆の恐ろしさを目の当たりにし、被爆の実相に触れることは平和な世界の実現に繋がる重要な一歩となりそうです。