中国の北京で9日、将棋大会が開かれ日本と中国の子どもたちが腕前を競い合いました。

将棋棋士 青野照市 九段
「それでは第一回戦をはじめてください。開始」

北京の日本大使館で9日からはじまった将棋大会「杏林堂杯」には、日本と中国の小学生らあわせておよそ100人が参加しました。

9日の午前中には、小学生低学年の部や中高生の部など7つの部門に分かれて予選が行われ、腕前を競い合いました。

先だって行われた開会式には、金杉憲治大使や将棋棋士の青野照市九段、日本将棋連盟の李民生北京支部長らが出席しました。

金杉憲治 大使
「盤上の駒を通じて日中双方の選手の皆様による言葉を超えた豊かな交流が生み出されることを心から期待しております」

日本将棋連盟 李民生 北京支部長
「私は将棋の普及が日中両国民の友情をさらに深めるものと確信しています」

この大会は2016年からはじまり、今回で8回目となります。大会は10日まで開かれ、優勝者には大使館から将棋セットが贈られるということです。