20回虫取り網を振って、どんな害虫が何匹入っていたかをカウントするんです。

島根県病害虫防除所 研究員 松本紘輝さん
「アカスジカスミカメ、ホソハリカメムシなど複数のカメムシがいるのが見えます。ちょうど網の中に、イネカメムシの幼虫がついているのが見られました」

イネカメムシは、7月から8月の稲が穂を出す時期に稲にとびついて針状の口を穂に刺して実の栄養を吸い、稲そのものを実らなくさせてしまうのだそう。コメの収穫量を減らす、まさに新米の大敵です。

島根県病害虫防除所 研究員 松本紘輝さん
「一部の圃場で幼虫が見られます。この幼虫が、今後の暑さなどにより発育が早く進みますと、また成虫になって大きな被害を出すことになりますので、今後も引き続き警戒を続けたいと思っています」