いよいよ新米の季節 値段はどうなるのか…
この備蓄米をめぐっては、30万トンのうち約1割がキャンセルされたことが明らかになりました。物流や精米の関係で事業者に届くのが遅れたことから、政府が備蓄米の販売期限としている「今月末」までに売り切る見込みがたたず、キャンセルされたとみられます。

(渡邊さん)
「こんなに一気にボンと出されると物流もぐちゃぐちゃになり、高い銘柄米が売れず在庫を抱えることになり、『はぁ…』という感じ。去年、足りない分を少し出しておけば、パニックにまではならなかった気がする」
「(新米は)3500~4500円の間かな」
備蓄米の販売が終わり、来月中旬ごろからは全国の新米が流通し始める見込みです。これからコメの価格はどうなるのでしょう?
(渡邊さん)
Q.新米の値段が気になる
「値段を聞いているが、かなり高い」
Q.令和7年産の価格はどれくらいで落ちつく?
「本当は5キロ3000円台にはなってほしいが、3500~4500円の間かな」
Q.それほど変わらない?
「(今と)変わらないか、ちょっと下がるかもしれない」

そして、ここへきて国がコメ増産にかじを切ると言いましたが…
(渡邊さん)
「農家も高齢化しているし、作らなくなって荒れている田んぼもあるので、増産していくべきだとは思うが、すぐに増産できるかというとなかなか難しい。
Q.増産を続ける逆に余らないのか?
「(増産を続けると)元に戻ってコメが余って値段がどんどん下がってしまう。世界的に見ても日本のコメってすごく評価が高いので、輸出をもっと奨励して、国産のコメがことしみたいにヤバイよとなったら、輸出量を減らして国内を守っていく、(国内の)量を確保していくという方向にしてもらえるといい」
いずれにしても、終わりの見えない「令和の米騒動」です。