サルモネラ菌とは?

■そもそもどんな菌?
動物の腸管の中から検出される菌です。イヌ、ネコなどペット類やカメなども保菌率が高いとされています。
特徴は熱に弱いということ。62度・30分の加熱で死滅します。
5度以下では増えず、乾燥に強い特徴があります。

■原因となる食品
加熱が不十分な食肉や卵を使った料理が原因となることが多いです。

■主な症状
腹痛や下痢、発熱(38~39度)といった症状が出ます。
潜伏期間は8~48時間で、平均は24時間です。
1週間ほどで回復します。

■対策は?
1:菌を増やさないように!

卵や食肉などの食材は低温で保管しましょう。

2:二次汚染を防ぎましょう!
二次汚染とは、原材料に付着した細菌が手指や調理器具を介して間接的に食品を汚染すること。
材料と調理済み食品を混在させないようにしましょう。下ごしらえのあとは必ず手を洗いましょう。

3:調理後はすぐに食べましょう!
菌に増える時間を与えないようにしましょう。

★ワンポイント
卵を溶いたボウルや肉を処理したまな板などを洗う場合、いきなり熱湯をかけると表面のたんぱく質が固まって落ちにくくなるだけでなく、食中毒菌が生き残る可能性があります。
水でよく洗った後に、熱湯を使って消毒しましょう。

県の生活衛生課は「夏場は細菌性の食中毒が起きやすいので、食品の取り扱いや衛生管理によりしっかり取り組んで」と呼びかけています。