JR津久見駅で3年前、視覚障害のある女性が列車にはねられ、亡くなった事故について、市民グループが安全対策などを求める署名を7日、JR九州に提出しました。

2022年12月、JR津久見駅で線路上にいた視覚障害のある女性(82)が列車にはねられて死亡しました。この事故について、原因の究明や安全対策などを求め、市民グループが視覚障害者を中心に全国から2万3000人余りの署名を集めました。

7日はJR九州に署名を提出。このあと行われた意見交換会で、障害のある利用者が駅や列車を使う際の不安や困りごとを当事者として訴え、JR側と共有しました。

(徳田靖之弁護士)「誠実に対応してもらったと思う。安全対策を本質的にやらないといけないという位置づけのもとに安全対策を見直してほしい」

(市民グループ・釘宮好美さん)「ホームから転落した際にどう救助してもらえるのか、具体的に明らかにしてもらうことで視覚障害がある方でも安全に利用ができると思う」

JR九州大分支社は、「2万3000名の署名の要望を真摯に受け止めます。安全を最優先にこれからも事業に取り組んでまいります」とコメントしています。