80回目の原爆の日を迎えた6日、平和公園の元安川で犠牲者を追悼する灯ろう流しが行われ、祈りが捧げられました。

原爆投下後、多くの人が水を求めて川に入り、犠牲になったことから追悼のために行われている「灯ろう流し」。

訪れた人たちは灯ろうに、原爆で亡くなった家族や知人の名前を書いたり、平和へのメッセージを記したりしていました。

主催した団体によりますと、被爆80年の今回は特に来場者が多く、およそ1万5千人が訪れたということです。来場者たちは、相生橋の上などから灯ろうを眺めたり、写真や動画を撮影したりしていました。

子どもと訪れたという女性は「広島だからこその行事。覚えてほしいし、知っていてほしい」と話しました。

平和を願うおよそ5500個の光が夜の元安川を彩りました。