米津龍一気象予報士:

あすは二十四節気の一つ「立秋」です。

暦の上では秋が始まる頃と言われていますが。
そのあすのお天気ポイントはこちらです。

雨のち危険な暑さ。あすもまだまだ暑いです。

それはなぜなのかというと、まず雨が降る要因は、低気圧からのびる前線です。もうあすから立秋ですから、暦の上では秋なのでこれを「秋雨前線」と言います。

この秋雨前線がだんだん南下する予想となっています。

これによって、久しぶりに県内は雨となりまして、降るタイミングは朝から昼前です。
雨が降ったり止んだりと表現してるのは、山に雨雲がぶつかって降るところと降らないところもありそうだからです。ですから、大雨の心配はありません。

この前線がさらに南下すると、雨雲から離れる形となりますから、晴れて気温が上昇する見込みなんです。
注意点としては雨上がりということもありますので、湿度が高いんです。

ですからきょうより晴れる時間は短いんですが、蒸し暑く危険な暑さです。

気温がきょうと同じぐらいの37~38℃まで上昇すると、上空に冷たい空気=寒気も流れ込んでくる予想となっていますので、もしかすると所々で天気急変の可能性もあり得る、そんな感じの天気となります。

あすの気温です。きょうと比べて2~3℃低くなるんですが、今のところ甲府、南部、大月は36℃以上です。
きょうより気温が低いんだから、危険な暑さはおかしいだろうと突っ込む方もいらっしゃるかもしれませんが、熱中症というのは実は気温だけがポイントじゃなくて湿度なんです。その湿度のウエイトが7割ほど高くなっていまして、雨上がりで蒸し暑いので熱中症の危険度が標高の高い河口湖でも一番上の危険レベルです。高齢者の方が部屋の中で安静にしていても熱中症のリスクが高い状況ですから、あすも油断せずに暑さ対策をお願いします。

<詳しくは動画をご覧ください>