きょう、80回目の原爆の日を迎えた広島。鎮魂と平和の祈りの一日をまとめました。

爆心地に近い広島市中区の平和公園では、夜明け前から多くの人が訪れ犠牲者を追悼しました。

14歳で被爆した男性(94)
「7人家族で6人が亡くなった。私1人が残った。80年がたったが、絶対にこの地球から核兵器がなくなってほしい」

午前8時からは、石破総理などおよそ5万5000人が参列して平和記念式典が行われました。

広島市の松井市長は平和宣言で核抑止論の広がりに危機感を表し、「核兵器の廃絶を市民社会の総意に」と訴えました。

こども代表
「あの日の出来事を、ヒロシマの歴史を、二度と繰り返さないために、私たちが、被爆者の方々の思いを語り継ぎ、一人一人の声を紡ぎながら、平和を創り上げていきます」

式典にはイスラエルやパレスチナなど過去最多となる120の国と地域が参列しました。