新潟県長岡市でコメやエダマメを作っている『ナカムラ農産』の中村文和代表は、半世紀以上続いてきた政策の方針転換に不安を感じています。

「増産すると、米価は下がって当然だと思う」
「どういうふうな補償をしてくれるかという明示がないと、生産者の方も不安で、作るわけにはいかないんですよね」
長年、生産調整に協力しながらエダマメなどの栽培にも力を入れてきた中村さん。
増産と言われても「簡単にはできない」と指摘します。

「1年間耕作しないで放置しただけでもかなりの草が生えてくるので、増産するために戻すためにはものすごい労力と時間がかかる。5~6年はかかるんじゃないかな」
加えて、用水の手配や農機などへの設備投資、人手の確保なども課題としました。