佐賀県は6日、コメに黒や茶の斑点をつけるカメムシ類が平年に比べて多いとして「病害虫発生予察注意報」を発表しました。

連日の猛暑と少雨が原因で、今後さらに増えるおそれがあり生産者に注意を呼びかけています。

6日、佐賀県が県内全域のコメに対して発表したのは、斑点米カメムシ類の「病害虫発生予察注意報」です。

斑点米カメムシ類は、水田の周辺の雑草に生息していて、イネの穂の中にある汁を吸い繁殖。玄米に黒や茶の斑点をつけます。

斑点がつくと、コメの等級が落ちるおそれがあります。

県が7月17日から24日にかけて県内18地点で網ですくい取る調査をしたところ、斑点米カメムシ類の一種「ホソハリカメムシ」が平年の約2倍確認されました。

斑点米カメムシ類は気温が高く降水量が少ないと増えやすいことから、今後さらに増加するおそれがあるということです。

県は生産者に雑草の草刈りのほか、適切な時期に農薬をまくように呼びかけています。