先月20日に投開票された参議院議員選挙について、沖縄市の選挙管理委員会は、5日、不在者投票1票の開封漏れがあったと発表しました。

市選管によりますと、今回の参院選では、市内に住民票のある人物が郵送による不在者投票を行いましたが、その後未開封のまま残されていたということです。

先月30日、職員が不在者投票に使われた封筒を整理していたところ、そのうちの1つが未開封であることに気付き、今回のミスが発覚しました。投票に使われた封筒には投票者の氏名などが書かれた「外封筒」と、投票用紙を入れる「内封筒」がありますが、内封筒のみが未開封だったということで、外封筒とは別々に保管されていたため、投票者の特定はできていないということです。

市選挙管理委員会は、「このような事案が発生したことを非常に重く受け止めるとともに、深くお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、今後は開封後の封筒に投票用紙が残っていないかや、内封筒と外封筒の数が一致するかを確認し、再発防止に努めるとしています。