広島市の安佐動物公園で飼育されているマルミミゾウに、5日早く赤ちゃんが生まれました。

モニターを見る安佐動物公園職員
「めちゃくちゃかわいいですね!」

こちらが、生まれた赤ちゃんです。

マルミミゾウの出産は国内で初めてです。

安佐動物公園によりますと、赤ちゃんの体の高さはおよそ75センチ。体重は70キロくらいとみられ、性別はまだ確認できていないそうです。

母親のメイは落ち着いた様子で過ごしています。

出産したのは午前5時前。ゾウ担当者が通常の見回りで、赤ちゃんに気づきました。

広島市安佐動物公園 阿部勝彦 園長
「きょう生まれると予想していなかった。うれしくてほっとしている」

赤ちゃんは、健康のために初乳を飲むことが大切です。乳を吸おうとする姿は確認されましたが、赤ちゃんの口が届かず、まだ飲めていないそうです。

園では、床に敷いたワラの量を増やして対応します。

広島市安佐動物公園 阿部勝彦 園長
「乳を飲もうと赤ちゃんが近づくと、メイはじっとしている。届きさえすれば授乳できる。赤ちゃんは小さくてかわいい。公開まで楽しみにしていてほしい」

環境に慣れたら、赤ちゃんを一般公開するということです。