長崎市出身のシンガーソングライターさだまさしさん主催の平和コンサートが6日、19年ぶりに開かれるのを前にさださんが平和への思いを語りました。

ことし73歳を迎えたさだまさしさん。リハーサルの合間を縫ってメッセージを発信しました。

さだまさしさん「戦後80年、被爆80年という大きな節目ということに背中を押されてね、そこでやっとかないとあとで後悔してもいけないと思って、今年はちょっと強引にやる決意をしました」


さださんが主催する「夏 長崎から」は「広島原爆の日」の8月6日にあわせて1987年から2006年まで20回にわたり入場無料で開催されてきました。

さだまさしさん「あのときに子供だった人たちがもう、お母さんになり、お父さんになってますから、その人たちが今度は自分たちの子供を連れて、明日はここへ来てくれるのかな。タダで家族で音楽を聞くぐらいね、平和なことないでしょ。今回もね、無料にこだわったんだね」
さださんは被爆者であるおばの教えをもとにある思いを発信してきました。

さだまさしさん「大切な人の笑顔をこのコンサートの間に一瞬でいいから思い出してくださいということ。大切な人の笑顔を守るには、自分に何ができるかを考えましょう」
さださんはあす19年ぶりの平和コンサートに臨みます。

さだまさしさん「今回は最後っていうつもりで僕はステージに上がります。先のことは一切考えてないです。これが最後でも恥ずかしくないステージにしよう、そういう思いです」

被爆地・長崎で世界の平和を願う「夏 長崎から」は6日午後5時開演です。
(参加券の配布は終了しています)