長崎県は、5日、県内全域を対象に今年初めてとなる食中毒注意報を発表しました。
5日の長崎県内は、最高気温が31.7度、平均湿度が87.0%で、いずれも食中毒注意報の発表基準である最高気温30℃以上、平均湿度80%以上を上回りました。
このため、気温や湿度の上昇により、食中毒菌が増殖しやすい環境となっているとして長崎県は食中毒注意報を発表し、食品の管理に注意するよう呼びかけています。注意報の発表期間は、5日午前11時から48時間です。
県によりますと、今年、食中毒注意報を発表したのは初めてです。今年の食中毒発生件数は5日までに11件、患者数は39人に上っています。
県は、食中毒を予防するため、買い物では新鮮な食品を選び、肉や魚などの生鮮食品は最後に購入するよう呼びかけています。また、持ち帰る際は保冷剤などを利用し、テイクアウト食品も速やかに消費することが重要です。
家庭での調理や保存については、肉や魚を扱ったまな板や包丁、手はしっかり洗い、食品は中心部まで十分に加熱すること、冷蔵庫は詰め込みすぎに注意するよう呼びかけています。