北海道福島町で男性を襲ったクマが駆除されたことを受け、北海道庁などに抗議が相次いでいることについて、浅尾環境大臣はきょうの会見で「過度な苦情は自治体の活動を制限し、ハンターの活動を萎縮させ、新たな事故に繋がりかねない」などと説明しました。

北海道福島町では先月、新聞配達中の男性を襲ったクマがハンターによって駆除されましたが、環境省によりますと、北海道庁や福島町役場にあわせて200件以上の苦情が寄せられたということです。

こうしたなか、浅尾環境大臣はきょうの記者会見で「過度な苦情は職員数が限られる自治体の活動を制限し、ハンターの活動を萎縮させ、新たな事故に繋がりかねない」などと話しました。

また、「対策の必要性について理解をいただき、節度のある行動をお願いしたい」とも呼びかけていました。