物価高で負担が増加する家計を応援する新たな試みです。
盛岡市で飲食メニューの配送サービスを行う会社が、デリバリーを使った際の料金と店内で食事した際の料金を同じ価格とするサービスを5日、開始しました。

サービスを開始したのは、盛岡市でフードデリバリーサービスを展開する「Wolt」です。
この取り組みは物価高で家計の厳しい世帯や、外出が困難な高齢者世帯などを支援しようと企画されたものです。

このうち盛岡市大通のラーメン店、柳家総本店は、デリバリーを使うと配送料込みで税込み1500円だった「キム納豆チラーメン」を、デリバリーを使った場合でも店内と同じ税込み1000円で提供します。

(柳家総本店 伊藤亘太さん)
「値段で足踏みしてなかなか外食できない方だったりとか、そういう所にお手軽にお手頃に届けられればなと思います」

材料費が高騰する中、サービスの参加店は値下げとなり「Wolt」も店から受け取る手数料が減少しますが、この取り組みがフードデリバリーの需要拡大につながると期待を込めます。

(Wolt 遠間隆平さん)
「割高感から敬遠されがちだったフードデリバリーをもっと身近にできないかというのが今回の試みのきっかけとなっています」

家計を応援するサービスの参加店は現在70店舗余りで、今後さらなる拡大を目指します。