自宅で介護していた難病の娘(当時7歳)の人工呼吸器を外し窒息死させた母親(45)の裁判。

検察側、被告側がともに控訴せず、執行猶予付がついた有罪判決が確定しました。

筋肉が萎縮していく難病の娘を介護していた母親

判決によると、被告の母親(45)は、今年1月、自宅マンションで、生まれつき筋肉が萎縮していく難病で寝たきりの状態だった娘の心菜ちゃん(当時7歳)の人工呼吸器を外し、窒息死させました。

母親に対し、検察側は「これまで手厚い介護を続けてきた一方、難病と闘いながら必死に生きてきた尊い命を奪った結果は重い」として懲役5年を求刑。

一方弁護側は「誰よりも心菜ちゃんを愛し、呼吸器を外すだけで簡単に失われてしまう命を8年近く、毎日必死に守り続けてきた。福崎被告を孤立させず、支援していくことが重視されるべき」などとして、執行猶予付きの判決を求めていました。