■フィギュアスケートGPシリーズ第5戦・NHK杯(20日・札幌)

フィギュアスケートのNHK杯は最終日のエキシビションが行われ、女子シングル2位の坂本花織(22)が登場した。今大会はショート2位からフリーで逆転できず合計201.87点の2位。スケートアメリカに続くGPシリーズ2連勝は逃したが、12月に行われるGPファイナル(イタリア・トリノ)への切符は手にした。

この日のプログラムは北京五輪のエキシビションでも演じた「タンゴ・アモーレ」。観客の手拍子に合わせしなやかなステップとスピンを披露すると、高さのあるダブルアクセルなどダイナミックなジャンプも決めた。後半はスピードに乗り情熱溢れるタンゴで魅了した。

2月の北京五輪では銅メダル、3月の世界選手権で金メダルに輝いた坂本は、今季世界女王としてのプレッシャーも多く、前日のフリー後では「“頑張らないと”って言ってる自分と、“もう頑張り疲れた”っていう自分がいて、そこを今葛藤中なのでなんとか(自分の中の)悪魔をやっつけたいなと思っています」と苦悩を明かした。

今大会は優勝に届かなかったものの「今できることはできた」と振り返る坂本は、来月開催のファイナルに向けて「やっぱり2年連続でファイナルを決められたことはすごくうれしい事ですし、本当に6人しか出られない大会っていうのは、自分でもすごくワクワクするので、ファイナルでは成長していきたいなと思います」と気持を切り替え意気込みを語った。これまでGPファイナルは18年に一度出場して結果は4位。昨年は出場資格を得たが新型コロナウイルスの影響で中止となった。

【NHK杯結果】
男子シングル
1位 宇野昌磨(日本)合計279.76点
2位 山本草太(日本)合計257.85点 
3位 チャ・ジュンファン(韓国)合計254.76点
4位 友野一希(日本)合計251.83点

女子シングル
1位 キム・イェリム(韓国)合計204.49点
2位 坂本花織(日本)合計201.87点
3位 住吉りをん(日本)193.12点
5位 渡辺倫果 合計188.07点

ペア
1位 三浦璃来/木原龍一(日本)合計216.16点
2位 E.チャン/S.A.ハウ(アメリカ)合計187.49点
3位 B.マキントシュ/B.ミマール(カナダ)合計175.65点

アイスダンス
1位 L.F.ボードリー/N.サアアンスン(カナダ)合計210.41点
2位 M.チョーク/E.ベイツ(アメリカ)合計209.13点
3位 C.グリーン/M.パーソンズ(アメリカ)合計191.10点
6位 村元哉中/高橋大輔(日本)合計178.78点
9位 小松原美里/小松原尊(日本)164.30点