難病の弟がいる自分だからこそできることがある

麗奈加さんが初めてがんばれ共和国に参加したのは小学4年の時。

その時の特別な思い出が、キャンプに関わり続ける大きな理由となっています。

大島麗奈加さん
「ボランティアのお姉さんについてもらって、楽しく過ごしたというか、お姉ちゃんを独り占めできる幸せみたいなのを感じながら過ごしていて、最初に参加したときから中学生になったらボランティアというかお姉ちゃんみたいになりたいというのがあったので」

どこにいても変わらないキャンプへの強い思い。

「難病を抱える家族がいる自分だからこそ、伝えられることや出来ることがある」と、積極的に参加者をサポートしています。

大島麗奈加さん
「たくさん障害とか病気あってもただの弟でしかないので、きょうだい児だからとかすごい気にかけている方もいらっしゃるんですけど、そこまでしなくてもいいんじゃないかな、そんなにきょうだいの子は思ってないんじゃないかなというのを知って、きょうだいもですし、お母さんお父さんも少しでも楽になってもらいたいなといつも感じています」

一生懸命運営に携わる娘に母親は

迎えたキャンプ2日目。

さまざまなイベントを楽しむ参加者の裏で、麗奈加さんたちスタッフはイベントの準備などで大忙しです。

「こっちでやる?こっち置いてもらう?」
「こういう風になるからこの向きでシールとかなんか書いたり」
「完成です。24個作りました」

一生懸命、運営に携わる麗奈加さんの姿を、母の三岐子さんも誇らしく感じていました。

大島三岐子さん
「(息子の)かずに病気とか障害があったから、きっかけというかがんばれ共和国にもこれて、もし参加していなかったらボランティアとかも興味なかったかも知れないけど、当たり前に普通に興味を持ってくれたというのは親としてはうれしいですね」

「3・2・1点灯~」