難病や障害がある人とその家族が参加するキャンプについてです。

このキャンプに難病と向き合う弟と一緒に、18年前から参加してきた女性がいます。今は参加者を支える側として活動を続ける姿を取材しました。

ボランティアとして参加する女性

参加者
「これからの2泊3日友達を作って楽しい時間にしましょう」

7月25日に開催された「がんばれ共和国」。

難病や障害がある人とその家族が参加する2泊3日のキャンプです。

参加者
「写真撮影とか、もう少ししたらお風呂につきます」

キャンプの間はボランティアが参加者に付き添って介護をサポート。

リラックスしながら大きなお風呂やおいしいご飯を満喫できる年に1度の貴重な時間です。

大島麗奈加さん
「写真を印刷してもらってラミネートして、皆にもらった家族紹介カードを展示していて」

難病の弟とともに毎年参加

スタッフとして活動する大島麗奈加さんです。

全身の筋力が低下する難病、「先天性ミオパチー」など13の病気を抱える、弟の一孔さんと一緒にキャンプに参加。

高校生の時からイベントの運営に携わっています。

大島麗奈加さん
「お疲れ様です。仕事終わって帰ってきました。」

2年前から福岡を離れて東京で働き始めた麗奈加さん。

上京した当初は不安でいっぱいだった1人暮らしにも少しずつ慣れてきたようです。

大島麗奈加さん
「昼と夜は大体作ったものを食べてます」

離れた場所にいながら、開催の3か月以上前から入念に準備を続けてきました。

大島麗奈加さん
「結構男の子が多いので、どういう順番で入ろうかとか、今回浴場がいくつあるからどうしようかだったりとか、がんばれ共和国に行くのが当たり前になっていて、東京に来たときからがんばれ共和国の日、この金曜日は絶対に休むのでというのをずっと言い続けて」