4日夜、横浜・みなとみらいの夜空を彩った花火。しかし、開始からおよそ20分後、音楽が突然途絶えます。
「トラブってますね。音が消えました」
アナウンス
「ご来場のみなさまにご案内申し上げます。現在、花火の打ち上げの途中でございますが、安全上の理由により、この時点で中止とさせていただきます」
そして、この直後…。
「大丈夫あれ?やばいやばい。燃えてる燃えてる」
打ち上げ場所から花火が上がらず、暴発。
「みなとみらい花火大会会場です。花火打ち上げ地点で火災が発生しました。黒煙が上がっています。会場では花火大会の中止が告げられています」
中には空に打ち上がる花火もありますが、多くが海面近くで飛び散っているのがわかります。花火は台船の上から打ち上げられていて、船の大部分が炎に包まれていました。
その後も爆発は勢いを増す中、海の上には、花火を近くで見るためにでていた多くの船がありました。
来場者は…。
「奥の方を見たら赤色の火がめらめらしていて、大丈夫かなと思っていたらどんどん燃え広がって、最後の方は勝手にバンバン上がって、低い位置で花火が上がっちゃってて」
「(Q.火災後も花火が打ち上がり続けた)燃えていて黒煙もすごかったが、花火はずっと上がってました。最後の一番メインが見られなかったのは残念ですけど」
今回、事故があったのは「みなとみらいスマートフェスティバル2025」というイベント。午後7時半から7時55分までの25分間に、およそ2万発が打ち上げられる首都圏最大級の花火大会でした。
打ち上げ場所は、横浜・みなとみらいエリアに近い海の上。燃えている台船をよく見ると、左側に人影のようなものが確認できます。
消防によりますと、火災の発生後に台船から5人が海に飛び込みましたが、その後、救助艇で全員を救助し、5人とも命に別状はないということです。
また、警察によりますと、他にけが人などの情報は入っていないということです。
報告
「複数の海上保安庁の船がありますが、放水活動は行われていません」
最初の爆発からおよそ1時間半。火は少し収まったようにみえますが、まだ台船は燃えていました。
午後10時ごろにも…。
古田敬郷アナウンサー
「火災がまだ続いていまして、引火するたびに花火が一発一発打ち上げられます。どんどん打ち上がっていきますね。打ち上げの終了予定時刻を2時間経過して午後10時を過ぎたんですが、連続して花火が打ち上がっています」
花火大会での爆発。実は3日も起きています。
兵庫県淡路市でおこなわれた花火大会で、花火が打ち上げ用の筒の中で爆発したといいます。
異変に気づいた主催者側がすぐに打ち上げをやめ、開始10分で中止に。けが人はいなかったということです。
一方、みなとみらいの花火大会の主催者がコメントを発表しました。
みなとみらいスマートフェスティバル実行委員会
「この度、スマートフェスティバル2025において、火災事故を発生し、中止致しましたことを心よりお詫び申し上げます。花火大会を開催した実行委員会として、まずはしっかり原因を究明してまいります」
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