「お客さんの前で戦うプロレスラーかっこいい」がきっかけ

橋本アナウンサーと辻口さんの出会いは4年前。

当時、大ちゃんは富山第一高校ラグビー部の3年生でした。フォワードとしてチームをけん引し花園にも出場しました。

4年前の取材時に書いてもらったアンケート。将来の夢は「プロレスラー」。卒業後の進路の欄にも「プロレスラー」と書かれていました。

辻口さん
「自分が中学2年のときに魚津で(プロレスの)大会があって、空中殺法だったり、投げ技、打撃技とか、自分が想像できないような技がたくさんあって、お客さんの前で戦うプロレスラーかっこいいなと思って。そこから目指すようになった」

高校卒業後、別のプロレス団体を受けるも書類選考で落選。富山県内企業に入社しましたが夢を捨てきれず、2023年ドラゴンゲートに入門しました。

練習生になって3年目。兵庫県神戸市にある道場で先輩レスラーやほかの練習生とともに、住み込みで鍛錬を積みながらデビューを目指してきました。

しかし、大ちゃんには大きな課題が――

辻口さん
「お客さんに感情を伝えるというのがすごく難しい。ずっと悩んでる」

同期4人のうち2人はすでにデビューを果たしています。