中国共産党の幹部が重要な課題について議論する「北戴河会議」がはじまったとみられます。今後の経済政策や、アメリカのトランプ政権への対応について意見を交わすものとみられます。

中国国営の中央テレビは3日、中国共産党の最高指導部で序列5位の蔡奇政治局常務委員が、河北省・北戴河でハイテク分野などの専門家と面会したと報じました。

中国では毎年夏に中国共産党の幹部や引退した元幹部らが北京にほど近い保養地である北戴河に集まり、国政の重要な課題について非公式で議論する「北戴河会議」が開かれていて、今年も会議がはじまったものとみられます。

10月に開かれる中国共産党の重要会議「4中総会」では、2030年までの経済の中期目標「第15次5カ年計画」が議題になることから、今後の経済政策の方向性について意見が交わされるほか、トランプ政権への対応についても議論されるものとみられます。