山口県警長門警察署は4日、長門市に住む外国籍の男性が「あなたに詐欺事件の容疑がある」などと言われ、現金60万円をだまし取られたと発表しました。

警察によりますと今年5月9日、男性のスマートフォンに電話があり「海外であなたの身分証や銀行口座を作り、詐欺をした者がいた。現地の警察に連絡してほしい」と言われ、男性が指示された電話番号に連絡したところ、海外の警察官を名乗る人物から「あなたに詐欺事件の容疑がある」「保釈金は800万円から1000万円になる」などと言われたということです。

話を信じた男性は、7月23日、指定された銀行口座に現金60万円を振り込み、だまし取られました。

振り込んだ後、連絡が取れなくなり不審に思った男性が警察に相談して発覚しました。

警察は詐欺事件として捜査するとともに、携帯電話の迷惑電話対策サービスなどを活用し、犯人からの電話を受けないための対策を取るよう注意を呼びかけています。